こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住いのＨ様の’０４年式　Ｅ４６　３１８ｉツーリングＭスポーツです。
今回は、走行中にエンジンが不調になって警告灯がいろいろ点灯して、ガソリンを給油した所でエンジンが掛からなくなったということで、レッカーサービスでご入庫いただけました。
入庫時は、エンジンは掛かりませんでしたので、フューエルポンプ不良かと思いました。

まずは、テスターを繋いで見ました。
トラブルコードが、５個です。
エキゾースト側のカムシャフトセンサーのトラブルコードです。

エキゾースト側のバーノスのトラブルコードです。

クランクシャフトセンサーのトラブルコードです。

インテークカムシャフトセンサーのトラブルコードです。

カムシャフトセンサーのトラブルコードです。
このパターンは、過去の経験からエンジンが温まると掛からなくなる症状だと思います。
エンジンが冷えてから、エンジンを掛けてみました。
やはり掛かりました。
特に不調でもありません。
Ｈ様とご相談した結果、トラブルコードの出ていたセンサー全部交換でご用命いただけました。

クランクシャフトセンサーを交換いたします。
インテークマニホールドを取り外しました。

インテークマニホールドです。

クランクシャフトセンサーは、スターターモーターの下です。

クランクシャフトセンサーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。

ついでにオイル漏れの跡も掃除しておきました。

インテークカムシャフトセンサーとエキゾーストカムシャフトセンサーを取り外しました。

インテークカムシャフトセンサーとエキゾーストカムシャフトセンサーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。

新品のインテークカムシャフトセンサーを取り付けました。

新品のエキゾーストカムシャフトセンサーを取り付けました。
エンジンを掛けて、暖機いたしましたが不調になることはありません。

トラブルコードを消去いたしました。

こちらは、ＥＧＳ（Ａ/Ｔ）のトラブルコードです。
ＣＡＮで繋がっている為、エンジン不調でトラブルコードが入ってトランスプログラムが点灯したかもしれないです。

こちらは、ＤＳＣのトラブルコードです。
全部で５個です。
このコードは、リフトで車両を持ち上げた状態で、後輪だけ回すと入ります。
車検の時に一軸のテスターで、スピードメーターを点検しても入ります。
故障ではありません。
今回の症状とも関係ありません。

こちらも上と同じです。

こちらは、プレッシャーセンサーのトラブルコードです。
プレッシャーセンサー不良の可能性もありますが、今は警告灯の点灯もありませんので様子見です。

こちらも上と同じです。
プレッシャーセンサーは、フロント用とリア用があります。
テスターだと、１とか２と出ます。
両方出ていますので、前後共不良という可能性もあります。

これが今回、警告灯を点灯させた原因です。
トラブルコードを消去いたしました。
今の所は、警告灯の点灯もありませんので様子見です。
プレッシャーセンサー不良で、また警告灯が点灯したら修理するかどうかご相談したいと思います。
試乗をして、もう一度テスターを繋いで見ましたが、問題ありませんでした。

詳しい作業手順は、過去の記事を参照してください。

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