こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのＭ様の’０４年式　Ｅ４６　３１８ｉです。
ＤＳＣとブレーキの警告灯点灯修理でお預かりいたしました。
早速作業風景実況いたします。

警告灯点灯しています。
テスターの診断では、プレッシャーセンサーのコードが出ておりましたので、プレッシャーセンサーを交換いたします。

プレッシャーセンサーは、マスターシリンダーの下についております。
フロント用とリア用各１つずつです。

最初にマスターシリンダーのリザーブタンクのオイルを抜きます。

次にブレーキパイプを取り外して、プレッシャーセンサーを取り外しました。
手順は、マスター側とＡＢＳユニット側両方ブレーキパイプの１１ｍｍのフレアナットを緩めてパイプを取り外します。
プレッシャーセンサーは、モンキーレンチで緩みます。
注意点としては、ブレーキオイルが、一部垂れる為下にウエスを置いてなるべくフレームに付かないようにします。
ブレーキオイルは、侵食性が高い為、塗装を傷めます。
こぼれてしまった時は、ブレーキクリーナーで洗浄するか、水を掛けます。
ブレーキオイルは、湿気に弱い為水を掛ければ、侵食を防げます。

こちらが、プレッシャーセンサーです。
左２つが新品で、右２つが車に付いていた物です。
全部同じ部品です。
取り付けは、取り外しと反対の手順です。

新品部品を組み付けたら、今度はエア抜きをいたします。
ホイールを外して、ブレーキマスターのリザーブタンクに新品オイルを補充しながら、

各車輪からエア抜きをいたします。
ホイールを取り付けて増し締めしたら、作業は、完了です。

テスターを繋いで、トラブルコードを消去いたします。

前回消去したランアップのコードがまた入っています。

こちらも前回消去した時と同じコードです。

トラブルコードを消去しました。

テスターを繋いだまま試乗へ行ってきました。

右フロントのランアップの信号が入って警告灯が点灯しました。
他には、故障コードはありません。

工場に戻って右フロントのＡＢＳセンサーを点検してみます。

右フロントのＡＢＳセンサーです。
一度掃除して見ました。

今度は、データモニターしながら試乗しました。
テスターが、反射して見づらいですが上から２つ目右フロントの車速が上がりません。

停車している時は、全車輪０．６ｋｍ/ｈです。
やはり右のフロントのＡＢＳセンサーが不良かもしれないです。

工場に戻って、フロントのＡＢＳセンサーを左右入れ替えてみました。

左のセンサーが右についています。

タイヤを手で回しました。車速出ています。
右フロントの車速上がっています。
左のフロントタイヤを回しても車速、変化しません。
やはりＡＢＳセンサー不良のようです。
Ｍ様と相談した結果、追加で交換いたします。
良く壊れる部品なのか、全く壊れない部品なのか分かりませんが、部品の在庫は、現在日本に１個しかないそうなのですぐに注文いたしました。

部品は、明日届きますので続きは、明日アップいたします。