Z3 E36 Z3ロードスター 修理とメンテナンス

こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのH様の’00年式 E36 Z3 2.0iです。
今回は、幌スクリーン交換とクーラーガス漏れ修理とエアコンコントロールパネルのバックアップバルブ交換でお預かりいたしました。
最初に幌スクリーンを交換いたします。

幌スクリーンです。
コーナー部分が、剥がれてしまっています。

幌スクリーンを取り外しました。
内側からジッパーのストッパーを外して、ジッパーをへらで開きました。
スクリーンは、車内に落とします。

幌スクリーンです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。

交換いたしました。
手順は、ジッパーを閉じてロックを取り付けます。(二人でやらないと取り付けられません。)
外側は、幌の端をスクリーンの外周の黒い部分に押し込みます。
両面テープもありますので、シールを剥がします。

簡単そうに見えますが、簡単ではありません。

クーラーガス漏れの修理をいたします。
コンデンサーを交換いたします。

フロントバンパーを取り外しました。
手順は、アンダーカバーとフェンダーライナーが8mmのタッピングで止まっていますので取り外します。
フロントバンパーをフォースメントごと取り外します。フォースメントは、トルクス50 2本で止まっています。

コンデンサーのこの部分からガス漏れしています。
コンプレッサーオイルも染み出しています。

パワステのオイルクーラーと電動ファンを取り外しました。
オイルクーラーは、10mmナットで止まっています。

電動ファンです。
10mmのタッピング4本で止まっています。
カプラーも取り外しました。

クーラーコンデンサーを取り外しました。
コアサポート側から、10mmボルト2本で止まっています。
ラジエターを浮かせた方が、外しやすいです。
アッパー側のホルダーを外せば、浮かすことが出来ます。
クーラー配管は、6mmのヘックスです。

クーラーコンデンサーです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
スピードナットは、移植です。
Oリングは、同時交換です。

クーラー配管の中を真空引きいたします。
ゲージマニホールドを取り付けて、高圧と低圧のバルブを開いて真空ポンプで配管の中の空気を抜き取ります。

真空引きをすると針は、マイナスでストッパーまで戻ります。
約10分真空引きしたら、真空状態を保持するか点検いたします。
高圧と低圧のバルブを閉じて、真空ポンプを止めて約10分放置します。
他にガス漏れしている所がなければ、このまま保持しています。
針がゼロに戻れば、まだどこかにガス漏れする所があります。
この車は、問題なさそうです。

クーラーガスチャージいたしました。
この車のガスの量は、915g位です。

低圧パイプ良く冷えています。
車内もクーラー良く効いています。

エアコンコントロールパネルのバックアップバルブを交換いたします。
風量調整スイッチが光っていません。
オーディオを取り外しました。
裏から刺さっているだけですが、目視できないです。
スイッチを取り外そうと思ったら、センターコンソールを取り外さないと外れません。

専用バルブです。
時価1,660円(税別)です。

交換いたしました。