3シリーズ E46 318ti クラッチ交換とブレーキ交換

こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのS様の’02年式 E46 318tiです。
今回は、クラッチ交換とブレーキ交換でお預かりいたしました。

クラッチ交換をいたします。
アンダーカバーと補強プレートを取り外しました。

マフラーを取り外します。
フロントチューブは、15mmのナット4箇所です。
ラムダセンサーのカプラーを取り外しました。フロントリア
マフラーステイを外しました。13mmのボルトナット2箇所です。
センターマフラーマウントは、13mmのボルト4本です。
リアマフラーは、マフラーマウントごと取り外しました。13mmのナット4箇所です。

マフラーを取り外しました。

遮熱カバーを取り外します。
10mmのタッピングと8mmのタッピングで止まっています。
前側は、10mmのスピードナットで止まっています。

MTマウントを取り外して、プロペラシャフトを取り外しました。
MTマウントは、13mmのボルトとナットで止まっています。
プロペラシャフトは、18mmのボルトナットです。
センターベアリングも取り外しました。13mmのナット2個です。
シフトリンケージを外しました。
サークリップとスライドピンです。

MTを取り外しました。
フライホイールのカバーを取り外しました。10mmボルト3本です。
ベルハウジングは、逆トルクスの12と10で止まっています。

MTです。
一人で下ろせました。

レリーズベアリングも同時交換です。

クラッチカバーとディスクを取り外しました。
ヘックス6mmで止まっています。

プレッシャープレートに損傷はありません。
少し焼けています。

フライホイールも大丈夫でした。

クラッチカバーとディスクです。
左が新品で、右が車に付いていた物です。
車に付いていた物は、リベットむき出しではありませんが、磨耗はしています。

クラッチディスクとクラッチカバーを取り付けました。
このクラッチは、SAC(Self Adjusting Clutch)クラッチです。
クラッチディスクが擦り減ると、プレッシャープレートが出っ張る仕組みです。
SSTがないとクラッチディスクのセンター出しが出来ません。
本来は、この状態でSSTでクラッチディスクのセンターを出しておかないとMTが取り付けられません。がSSTがない為、仕方なく取り付けました。
ロックプレートを取り外すとプレッシャープレートが飛び出します。
ヘックスの14mmで左に回せば、取り外せます。
途中で止めてクラッチディスクの調整をしようと思いましたが、あまりの固さに緩めた勢いで全部外れてしまいました。(T_T)
クラッチのセンターは、思いっきりズレています。
このままでは、絶対MTを取り付けられません。
SSTがないと無理です。

なんとかセンター出しいたしました。
次回は、なんとかSSTを手に入れておかないと時間掛かりすぎです。

レリーズフォークとレリーズベアリングを取り外しました。

レリーズベアリングとレリーズフォークです。
左が新品で、右が車に付いていた物です。

取り付けました。
MT取り付けました。
クラッチディスクのセンター出し完璧でした。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。

クラッチレリーズシリンダーを交換いたします。
一度組み付けて、動作確認した為、車に付いています。
13mmのナット2個で止まっています。
オイルラインは、11mmのフレアナットです。

クラッチレリーズシリンダーです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
リペアキットは無いので、ASSY交換です。

組み付けて、配管のエア抜きです。
ブリーダーは、7mmです。

サブタンクは、ブレーキと兼用です。
ブレーキオイルを補充しながら、下抜きしています。
クラッチの動作点検いたしましたが、問題なさそうです。
気持ち軽くなりました。

ブレーキパッドとディスクローター前後交換です。
こちらは、フロントブレーキです。

今回は、セラミックパッドをご用命いただけました。

フロントブレーキパッドです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
交換手順は、フロントブレーキパッド交換を参照して下さい。

フロントディスクローターです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
キャリパーブラケットの16mmのボルトを取り外して、6mmのヘックスを1本取り外せば、あとは力技で取り外せます。

取り付けました。

リアも交換いたします。

リアブレーキパッドです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。

リアディスクローターです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
手順は、フロントと同じです。

交換いたしました。